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VASAの歴史

2009 - 01/11 [Sun] - 22:40

vasa

ヴァーサ号 の設立者たち
1628年8月10日、多数の軍艦がストックホルム港を出航した。それら軍艦の中で最大の船が、新しく造船され、統治王朝にちなんで命名された ヴァーサ号 だった。この厳粛な行事を記念し、 ヴァーサ号の両側に並ぶ砲門から突き出した大砲が礼砲を発射した。
力強い軍艦がその進行方向をゆっくりと港の出口に向けると、突然、突風が巻き起こった。 ヴーサ号 は倒れかかったが、体勢を持ち直した。しかし、新たな突風が吹くと船体が横になぎ倒された。開いた砲門から海水が流れ込んだ。 ヴァーサ号 は、150名の乗組員のうち少なくとも30名、多ければ50名もの人々を道連れに海底に沈んだ。この後、 ヴァーサ号 が再び日の目を見るまでに333年の年月がかかることになる

発見者
民間研究家であるアンダース・フランツェンが ヴァーサ号 の探索を開始したのは、1950年初頭のことである。子供時代から彼は、ストックホルムのアーキペラゴにある両親の実家付近にあった難破船に魅了されていた。塩水により木製の船体が腐蝕していた難破船、テレド軍艦はバルチックの海水で退廃していた。アンダース・フランツェンは船舶がバルチックで沈没したこの重要性に気が付き、1956年 ヴァーサ号 を引き上げた。

船舶の良き時代
ヴァーサ号 はドイツ人造船家ヘンリック・ハイバートソンの監督の元、ストックホルムで造船された。彼は大工、建具士、彫刻家、画家、ガラス工、造船工、鍛冶屋など多くの業者の助力を借りた。合計400名もの人々が ヴァーサ号 に従事した。
船舶はスウェーデン王グスタフIIアドルフの指揮の元建造された。造船には2年を要した。この船舶には3つのマストがあり、10本の帆を運搬できた。マスト頂上から竜骨までは52メートル、船首から船首までが69メートル、そして重さは1200トンにも上った。完成時、 ヴァーサ号は過去最大の力を持つ船舶の一つであった。

惨事の原因
現在、我々は航海に適するよう船舶を正確に設計できる。しかし、17世紀の設計者たちは過去の作業でうまくいった船舶の寸法表を使用していた。現在の資料から、 ヴァーサ号 は造船開始後にプランを変更されたことが分かっている。国王が通常の数を超える大砲を積載したいと考えたためだ。これにより選択した船舶の寸法は不適切となり、それは造船業者たちを専門外の領域に連れ込んだ。 ヴァーサ号 は上部構造 が高く、大砲用に2つの包囲型デッキを備えていた。船舶の底部には海水で船舶の安定を保つために大きな石が積み込まれていた。しかし、 ヴァーサ号 は上部が重すぎたため、120トンも底荷を運搬するには不十分だった。

ヴァーサ号 が造船された理由
ヴァーサ号 は、スウェーデン海軍の一流軍艦の一つになったはずだった。船体に積まれた6台の大砲の殆どが24ポンド砲(24パウンド、つまり11 kg以上の重さの大砲を発射する砲であった。スウェーデンは20隻ほどの軍艦を所有していたが、 ヴァーサ号 ほど多くのそして重量のある大砲を搭載した軍艦はなかった。
ヴァーサ号 は、長年スウェーデンの最大の敵国であったポーランドに向けて航海する予定だったと考えられている。ポーランドを統治していたのはスウェーデン国王の従兄弟であるシギスムンド王であった(父方の祖父が同じ)。シギスムンド王はかつて、スウェーデンの評議員であったが、カソリック信仰のために退位させられていた。

ヴァーサ号 の引き上げ後
数年に及ぶ準備の末、 ヴァーサ号 は1961年4月24日にその姿を海面にあらわした。現在の責務は、この ヴァーサ号 を保存することである。これほど長い期間、海水に沈んでいた難破船を未処理のまま放置することはできない。保存処理を怠れば、長い間に木材はひび割れ崩れていくだろう。
専門家による適切な保存方法が見つかるまで、 ヴァーサ号 はまず水を噴射していた。その後、防腐剤として、ゆっくりと木材に染み込み水分を排出する水溶性の蝋製品、ポリエチレン・グリコール(PEG)が選択された。PEGの噴射は数年に渡り続けられた。

彫刻品
ヴァーサ号 とともに700点もの彫刻品を含む14,000点以上の遊離木製品が復元されたこれらの製品は一度個別に保存された後、船舶の元の位置に戻された。この作業はまるで巨 大なジグソーパズルを解いているかのようだった。
17世紀の軍艦は戦争で使用されるだけでなく宮殿を遊走することもあった。引き上げられた彫刻品にはメッキ材や塗料の跡が残っており、現代の分析によって、これらの彫刻品が赤色の背景に派手な色彩で塗装されていたことがわかっている。彫刻品は、ライオン、聖書の英雄たち、ローマ皇帝、海獣、ギリシャ神などを表している。こうした彫刻品の目的はスウェーデンの君主の栄光を称え、君主の力、文化そして政治的野心に賛美するためであった。

ヴァーサ号 の現在の状態
ヴァーサ号 の保存と世話は現在も続けられている。この船舶の保存に安定した気候は重要である。この難破船が海面下に沈んでいる間に鉄のボルトは錆び付き、オーク木材は黒色に変色していた。船舶の形が維持されたのは結局、木製のダボのみの力だった。海水の汚染物質は多量の硫黄を形成し、それは木材に浸透していた。現在、硫黄は酸素に触れて硫酸を形成している。博物館の閲覧者には無害だが、酸によって木材の腐蝕は進んでいる。 ヴァーサ号 を長期間保存するための研究は今も続いている。

過去の ヴァーサ号
ヴァーサ号 が沈没したとき、時は止まった。1961年に引き上げられた船体は、17世紀そのままの様子を今に伝えた。修復された数千の物体それぞれが、語るべきストーリーを持っている。その中には乗組員たちの遺骨や所持品、そして船舶設備などが含まれている。
ヴァーサ号に侵入した泥やヘドロの中から、大惨事が起こった当時まだ設置されていなかった6本の帆が発見された。これらの帆は、今なお現存する世界で最古の帆であり、保存前には蛛の巣のように壊れやすかった。発見物の研究は今も続いている。博物館の展示室には多くのユニークな品々が展示され、過ぎ去った時代とその人々に息吹を与えている。

vasa2
vasa5
vasa4今回作成する帆船模型はこの帆船です。
vasa3


 よければクリックをお願いします



スウェーデンに実際展示されているVASAです。現存されている最古の帆船らしく引き揚げられた時の状態そのままに保管されていることがよくわかります。

Vasaの全貌

2009 - 01/05 [Mon] - 20:35

これから作成するVasaについて紹介したいと思います。
帆船模型はプラモデルと違い大まかなパーツはあるものの部品の大半は木の板っぺらしかありません。細かい彫刻は金属パーツとして付属していますが、凝る人はこのパーツを気に入らず、自作で作成する人もいます。
船体骨格の中心にくるキールですvasa1

胴体部分にくるフレームです
vasa3

木の細い板が何百本と入っています。
これを側面に1枚1枚貼り付けます。
船体は直線ではありませんので、木を曲げて様子を見ながら張りつけます。
片面で100枚ぐらい貼り付け、さらに砲台の位置を考えながら作ったりすると両面を貼り付けるのにかかる時間はこれだけで実質作業2〜3ヶ月かかります。
vasa2

さらに今回の場合は2重張りです。荒い板を貼り付けた後、化粧板をさらに貼り付けるので、気の遠くなる作業となります。

今回作成するキットです
COREL社製で
完成すると全長940mm 全高705mmの大物です。
外国製なのでマニュアルが雑で手順も大雑把、日本のキットだと手順が細かく書かれていますが、今回は上級者向けを選んだため前回のVictoryよりもさらに難しいと思われます。
vasa4
これを見ていただけるとお分かりでしょうがそんなの簡単にできるものではありません。

というわけで気長にお付き合い下さい。

VASAが家にやってきた

2008 - 09/15 [Mon] - 13:17

VASAがやっと自宅に届きました。発注してから約3ヶ月とても長く感じましたが、商品の蓋をあけてその長さに比べてさらに呆然と立ち尽くすわたし
和訳のマニュアルが入っていないし、あるのは金属パーツと板切れのみ・・・
これから長きにわたる模型作りが始まります。
いったいどれくらいかかるのでしょうか。
高い買い物だから妥協せずゆっくり作ってゆきたいと思います。
製作工程のついては順次UPしてゆく予定ですので見てください。
何かいいアドバイスがあったらコメントをよろしくお願いします。
vasa購入1vasa購入2


vasa購入3vasa購入4



引き揚げられたVASAはスウェーデンのVASA博物館に展示されています。
ビデオ配信されていましたので、掲載しました。

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